今年の梨はなかなか天候に恵まれず、花の散り際でようやく受粉作業が出来ました。
作業中ずっと考えていたのですが、梨の花って大きな矛盾があるんです!
それは、
植物が花びらを付けて花を咲かせるのは
昆虫を利用して受粉をして果実を付ける事ですよね。
でも、一番の働き者のハチは梨の花が嫌いなんです!!
これっておかしいですよね。
梨の花は葉が出る前に花が咲きます。桜も葉が出る前に花が咲きますよね。
葉より先に花を咲かせる理由は昆虫から花を見つけやすくするためと言われています。
でもそれは、かなりのリスクです。
花を咲かせるのはものすごくパワーを使うのですが、それをすべて前年度に溜めた力だけで行っているんです。
そんなに頑張って花を咲かせるのに蜂が好まない花粉を出してしまう。
梨って不思議です。
植物は動ける動物よりも下に見てしまいがちですが、そんなことはないんです。
むしろ動かなくても生きていける様にものすごく合理的にできているんです。
自分は動かない分他の物を動かさせたり。
なのに何故?
植物の性格?
植物にも血液型があるって聞いたことがあります。
だったら植物も性格ってあるのかな?って考えてみました。
梨の花ことばは「愛情」、「慰め」、「癒し」などどれも優しい雰囲気のものです。
もしかして梨は自分は風で花粉を飛ばして何とかするんで
蜂よ他の花に行ってやって下さいという自己犠牲の愛情なのかも。
そうかそうかと納得??して受粉作業を愛情もってやっております。
コメントをお書きください